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      2005.05.11  
   
 
 
 
   
 

No.27 「違う違う違う」−20代で物量の限界は決まる!?−@


堀川:自己管理能力にも繋がる話なんですが、彼らの成長プランを考えたんです。何年くらいでどんな段階に到達するのを養成の目標としようかですね。それで、またWEBアニメスタイルのanimator interviewや何冊かの本から、優秀な先人アニメーターの作品経歴と、そこに到達した年齢を比べてみたのがこれです。データー重視の井上さんに。これを見ていたら面白いことが判ったんですが、更に僕を焦らせました(笑)。
井上:ハハハ
堀川:まず、みんなアニメーターになってから2年以内に原画になっている。
井上:それは当時は普通じゃないかな。森本晃司さんは3ヶ月くらいじゃなかったかな。福島敦子さんに至っては1ヶ月くらいだって聞いたけど。
堀川:それから、その人たちの代表作となるようなテレビシリーズで、井上さんなら「GU−GUガンモ」の月100カットとかね、高い水準で物量もバリバリこなしていたのは何歳頃かを見たら、みんな25歳くらいまでには到達しているんですよ。
井上:うーん、数的には原画のデビュー作で90カットくらい描いていたから。ただ、本当に今から考えるとラッキーだったんだよね。ゆるいよね。作品の基準がゆるくて。
堀川:ただ、みんな25歳までに物量を徐々に増やしていったんじゃないと思うんですよ。
井上:違う違う違う。そう云うのじゃなかったよね。新人だから40カットって云うのじゃなくて、初原画こそ何カットか振られてラフ原画でチェックを受けたけど、次からは確か90カットくらい割り振られたような気がするんだよね。
堀川:そのタイムマネジメントについては後で聞きたいんですが、このデータを見たときにね、漠然と仕事を続けていれば巧くもなるし、こなせる物量も増え続けると20代の前半では思っているかも知れないけれど、そうではないことが判ると思うんです。成長プランの目安ですけど、アニメーターになって2年で原画になる。そこから1、2年で物量のピークが来てしまう。更にそこから1年で、その物量を維持しつつ高い水準の・・・テレビシリーズの代表作になるくらいまで高める。
井上:このへんのデータはそう云う意味では古すぎるかもしれないね。
堀川:でも、小池健さんとか中村豊さんとか
井上:はいはい。小池君は(資料を見て)あー、25でもう「獣兵衛忍風帖」なんだ。
堀川:みんな25くらいでピョ―ンと跳んでて・・・
井上:そうだねぇ。


No.28「6年か・・・」−20代で物量の限界は決まる!?−A
に続く

 


 
       
           
           
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