野球に例えると、「攻殻機動隊」はどんな試合に臨だのか?

  試合にたとえるなら初めてシーズン最初から一軍登録された新人投手として長いペナントレースをどう投げぬくか、といったもの。
  つまりペナントレースです。
   
 

No.3 「僕は即答で攻殻機動隊をやります、と答えたんだ」

 オリジナル企画「エグザスケルトン」に対し、「攻殻機動隊TVシリーズ」の企画を逆提案した石川社長。神山さんと、今まで企画に参画してきたメンバーはこの提案をどう受け止めたのかを聞かせてもらいました。

神山:「その時に僕は即答で攻殻機動隊をやります、と答えたんだけど、それには二つ理由があって、一つはどう考えてもそちらの方が早く決まるから。それはそのタイミングの僕にとっても良かったことだし、プロダクションI.Gにとっても良い企画だったと思う。そう判断したから。」

  まずやらなければならなかったのは、企画「エグザスケルトン」に賛同してくれたメンバーをどう説得するか、また、「攻殻機動隊TV」制作に参加してくれるプロダクションI.Gのスタッフを、どう巻き込んでいくかということだった。高い質を求める「攻殻機動隊」を、テレビシリーズの物量とスケジュールでこの時期に制作して勝機を見つけられるか、という不安と疑問が最初は少なからずスタッフにもあったからだ。「なぜ提出した企画じゃなくて攻殻機動隊をやるべきなのか、ということをみんなにも理解してもらう必要があった。目的がそこにあることで集まることはあっても、ワイワイやりたい仲間がそこに集まったからやりたいことができるのではないんだ、ということを現場のスタッフにちょっと理解をしてほしかった。『攻殻機動隊』という作品がね、どれだけ多くの人が賛同してくれる作品か、特に外部の人ですよ。制作費も集まり、それによって会社がどう運営されていくかということ。それが自分達の報酬になっているということ。石川さんは現場にそういうことをクドクドと強いない人ですけどね。」
  企画「エグザスケルトン」でチームがやろうとしたことは、全て「攻殻機動隊」という器にも入れられるものだから大丈夫だ。「騙されたと思ってこれをやろう。」神山さんはスタッフが納得して参加できるよう、説得に時間をかけて巻き込んでいった。

  「攻殻機動隊S.A.C」が動き出して2年、企画を進めていく過程で離れていくメンバーもあれば、新たに加わったメンバーもいる。今ファーストシーズンが終わった段階で、「I.G9スタ」(攻殻スタッフルーム)という新しい現場が形になってきたことは、「攻殻機動隊」を作り続けた結果の産物。神山さんがこの企画を提示された時に、監督個人にとっても、I.Gにとってもやるべきだと判断したことが結果を出始めたところだ。

No.4 「消化試合でノーヒットノーランを見せてやるよ」



 

 
       
       
           
           
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