2004.12.17  
   
 
 
 
   
 

No.23「人に見られることに誇りを持てよ、とかね」

外に向けてるんだよ
神山:昔はね、自分の描いたものを「どうだ!」って見せる人が多かったんだけれども、最近は帰るときに机の棚に隠したりする。人に見せるものを描いているに人に見せたくないなんてね、こんなバカな話は無いよ。自分自身が見られるのは恥ずかしいかもしれないけど、自分の描いたものは人に見て欲しいからこの業界でやってるわけじゃないですか。外に向けてるんだよ、そういう意識は持てよ、そういう気がするの。それはマスコミが来るから良い格好をしろとか、そういうことじゃなくて、自分の描いたものを人に見られることに誇りを持てよ、とかね。そういうことを少しずつ、まず中にいる人間の意識から改革していきたいんだけどね。これから入ってくる人達にも、この業界にはサクセスがあるんだぜってことは提示していかないと駄目だね。成功が無い業界に人は集まらないから。

絶対跳ね返らせて見せる
神山:この業界では野球協約で決められているような最低年俸を決められません。まだそんなに裕福ではない。でも、ここから先必ずそういう業界になるんだ、その為には君も今日最低2カットは原画を描く。それは意識を変えてもらうしかないんですよ。それをフリーだから強要できないって状況もあるんだけれども、フリーといえどもこの作品に携わっている間はそうしろよってね、それで出て行かれる可能性もあるんだけれども、いや、今騙されたと思ってやってみてくれと。それを来年の年収に絶対跳ね返らせて見せるって云うね、その自負はそのポジションに就く人間は持たなきゃいけないと思うよ。俺は給料払う側の人間ではないけれども、少なくとも苦しい作品につき合わせている以上は来年の年収は変わると思うくらい売れるよ、と。で、売れる為には、「俺はそうしたくない」じゃあ駄目な場合もあるんだよね、っていうことを少しずつ俺は話しているつもりなんだけど、まあ難しいよね。でも、諦めない。

No.24「それをクリエイティブな作業と呼ぶな」に続く



 
       
       
           
           
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