2004.12.24  
   
 
 
  Q&A
   
 

No.26「中継ぎで行きますよ」

完全な叩き上げですよね
堀川:現場を選ぶ監督は「I.Gなら恵まれたスタッフ、恵まれた環境で仕事ができるんじゃないか」とか「BONESなら恵まれた作画チームで監督ができるんじゃないか」と思っちゃうよね。
神山:僕はそんなに恵まれているスタープレーヤーじゃないから、野球で言えばたぶん実業団からテストで入団したクチだね。甲子園で優勝してドラフト上位で取られたような選手じゃないもん。当然みんなが好き好んで集まってくることもないし、どこに行ってもチヤホヤされることはないですよ。完全な叩き上げですよね。だからこそ、なおさらそのチームに必要な人間である必要があるんです。自分の結果を出すことによって、そのチームに必要なレギュラー選手であるって、シーズンが終わったときに判断してもらえる仕事をする。

泥臭い意識をみんな持て
神山:個人成績は年間16勝で最多賞とったけど15敗したらさ、それってチームにとってどうなんだよって思うわけ。中継ぎで2勝しかしていないけど、52試合登板して、しかも結果的に42試合は勝ちゲームになったと。これなら16勝15敗した投手と同じだけの年俸を要求できると云う自負は持てるよね。そういう仕事をするんだって思っているんですよ。
俺はこのProduction I.Gで今こそ企画を出すんだって言った時、「いま先発投手が全員肩壊して二軍で調整しているから、おまえ中継ぎでいつでも投げられるようにスタンバイしてくれ」って言われる前に、「中継ぎで行きますよ」と言いに行ったんだと思っているよ。そういう泥臭い意識をみんな持てって言ってもさ、ただのお説教みたいになっちゃうから面白くないかもしれない。けど、結果的にはそう云う意識ですら監督ができたんだって思ってもらえれば有難いんですよ。みんなが甲子園で優勝してドラフト1位でジャイアンツに入らなくても、けっこういいことあるぞってね、そういう風に思って欲しいなーって云うことかな。

No.27「天才の方法論は他人の手段たりえない」に続く

 
       
       
           
           
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