2005.01.05  
   
 
 
  Q&A
   
 

No.30「ゴールドラッシュ」

あの時代をドロップアウトしていた自分
神山:新人類でやる気の無い世代だと言われたけれど、けっこうスポコンに励まされて育った世代でもある。80年代後半の消費世代、消費が正義であるって云うか、楽しくて何が悪いんだって云うあの時代には、やっぱりいろんな人のジャイロが狂ったんだと思うんだよね。俺はむしろ生きにくかったんですけどね・・・すごく。「ああ、70年代に20代を迎えていたら」って思ったくらいね。すごく思ったんだ。だけど、その時代はずっとは続かなかった。あの時代をドロップアウトしていたんだけど、あまり変わらずにこのまま来られたなぁって、運良く。そう思うんだよね。

しがみついちゃったんでね、ここに
神山:こい云う面白い話があるの。ディテールは忘れたんだけど、「金が出る」って言われてね、一攫千金を狙って大挙して押し寄せた何千の人がその山をガンガン掘ったと。だけど、何故か全く鉱脈が掘り当てられなくて、次から次へと人は去っていった。「金の鉱脈など無かったんだ」と・・・。最後に一人貧しい男がね、そこを立ち去ろうと、ふと見たら折れたツルハシが地面に突き刺さっていた。「まったくデマに踊らされて俺達はバカだったな」と思ったけど、その突き立てられたツルハシを見て、もうひと堀だけしてみようかな、と最後の男は思ったんだそうですよ。その折れたツルハシを持ってクスッとやったら金が出た。最後にたった一人にまでなって、残されたツルハシをもう一振りした。そのたった一振りで出たんですよ。諦めないってことがいかに重要かって云うそういうお話があってね、なるほどな、うーんいい話だなと。じゃあ、まあ、出るまで掘るかって云うかさ、やろうと思ったからにはやらなきゃ駄目だってことでもあるんだよね。まあ、しがみついちゃったんでね、ここに。そこで金が出るまで、砂金が出るまでやろうかなと。たぶんやめようぜって言う奴も出ちゃうんだけど、そいつらも如何に諦めさせないかって云うことですよね。

No.31「押井さんの真似してやりま〜す」に続く

 
       
       
           
           
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