2005.01.17  
   
 
 
  Q&A
   
 

No.35「倒すべき敵」

搾取構造の悪の根源ってのは実は無いのかもしれない・・・
神山:「一番血を流したところが正当な報酬を得られない。こんな構造はブッ壊すんだよ」って、石川さんは闘ってきていると思うんですよ。でも、これも一夜にしては壊れないんです。でね、僕も一応一個人として、これまで企画を提出するという経過の中で、いったい何処までがインチキで何処まで行けば倒すべき相手なのかを結構見たんですよ。最初はね、「現場の演出が悪いんじゃないか?」「いやいや、どうも演出はこっち側だ」と。「じゃぁ監督だろう。監督が倒すべき相手に違いない」「いや、どうも監督もこっち側だなー」・・・。となると、「プロデューサー?いや、プロデューサーなんかもっとこっちだなぁ」。だとすると、「外部のスポンサーと呼ばれている人間が悪に違いない。そこまでとりあえず行って見ようか」と。で、行って見たらそれほど悪党でもなかった、みたいなね。そう云う風に、留まるどころか何処まで行っても搾取構造の悪の根源ってのはよく判らない。最終的に構造全部バラしてみたら、全員が大儲けしようと思って誰もが損しているっていうような構造なんです、多分・・・。スポンサーがそんなに儲かっているかって言ったら、もちろん僕等よりははるかに儲かっている見たいだけど、一社員が接待だって言って昼飯の領収書を総務に回しても全然O.Kって云うくらいなもんだったりするんですよ(笑)。

どっかが凄い勢いでロスしているんです
神山:ということは、どっかが凄い勢いでロスしているんです。むしろロスの正体を突き止めるべきで、搾取しているラスボスがどっかにいるわけじゃないんだなーって云うのが、上の人、さらに上の人に企画書を提示していく流れの中で少しずつわかってきた。小さな段階での「倒すべき敵」って云うのはいるんだけど、そいつを倒したから全てが変わるって云う構造では最早ないんだって云うことですね。このロスをどんどん減らしていかない限り、この業界が富むと云うことはありえないと云う結論なんです。俺はそう思っている。こんなにねぇ、ロスで成り立っている業界は無いよ。
堀川:ロスというのは例えば?
神山:うーん、極論かもしれないけれど、たとえば末端は紙を無駄にしていると云うところから始まって、日本の社会構造自体がそうであるように、いなくてもいい人が途中経過において、山盛りかかわっているってことかなぁ?そう云う所でどんどんロスしていくわけ。


No.36「石川さんのポケットの中身@」
―動画のお姉ちゃんがBMで通勤する日―
に続く

 
       
       
           
           
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