作画のとび箱  
 
 

 

 

No.06 日々ささやかな目標を立てるのも訓練

* 動画については今より枚数を描けるようにやるしかないので・・・

吉原:確かにどうしたら早く描けるんですかって聞いたところで、実際にはやるしかないのでね、その通りだと思うよ。君が分かっている通りやるためには目標を立ててみる。何月にはもう原画になっている。そう自分の中で目標を立てちゃえ。そのためにやるしかない。その目標が具体的であればあるほど、君は放っといてもそれに向かうよ。その目標を立てられた人が最初に500枚をクリアすると思います。そのために今日なにをするべきかを考えればいい。そうやって向かっていくものがあると支えにはなる。漠然と何枚やれるといいな、と思っていると辛いだけ。目標が漠然としていてもやれるヤツもいるんだけどね。ちなみに俺は魔女っ子ものの作監をやりたくてアニメーターになったんだけど、でも、日々ピッコロを描いていたりしたんだよ。「線が多いなコイツ!」とか言いながら。こんなの描きたくないんだよ。だけど、魔女っ子もので作監をやるためにはさ、まず作監をやらせてもらわなきゃだめだから。ピッコロですら上手く描くしか無い訳だ。

 日々些細なことでもいいから目標を立てる訓練はしたほうがいい。朝机についたときに、「昼飯までに原トレ(原画トレス)は終わらそう」、そう云う目標をどんどん立てる。達成感みたいなものを味わう方がいい。そうするとゴロゴロ雪だるま式にできると思うよ。意外にそう云う目標が出来ているようで出来ないんだよな。日々漠然とダラーっとやってしまうか、プレッシャーだけでビクビクしてしまう。それはね、ビクビクしてられないくらい忙しくしてしまえばいい。日々ちょっと上を目指して目標を立ててみると、悩んでいる暇もなくなるけどね。「出来たじゃん」って云う自信もつくし。自分に自信をつけてあげるようにすればいいんじゃないの。そうするとすごいスピードで描けるようになりますよ。
 何かチャレンジしている感じを作るんだよ。ゲーム感覚でやってみればいいんじゃないかな。今日は1分早くタイムカード押そうとかさ。トイレまで今日は1歩少なくたどり着こうとかね(笑)。お遊び気分でシミュレーションしてみる。何でもいいんだよ、本当に些細なことで。


No.07 「目標をクリアしていく自分を体感させる」に続く







 
 
           
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