企画意図

個人的なことですが、以前制作の仕事がルーティンワークと感じるようになってから、何かひとつステップアップするきっかけを探していた時期が2年くらいありました。あるとき見ていたメーキングビデオにヒントがあったんですね。「メーキングビデオを企画したプロデューサーは、視聴者サービスではなく、現場スタッフの創作意欲高揚を意図したんじゃないか。ライン(プロデューサー)の醍醐味は現場を演出することじゃないか」ってね。その演出プラン−戦略、戦術のドラマを書くことで、消耗戦でも刺激的に乗り越えられるんだと気が付いたときには、小さなことですが興奮して手帳に書き留めて小躍りしてしまいました。そういうことってありますよね。手帳はなくしちゃったけど。どんな演出ができるかはその後の訓練です。経験(時間とお金の投資)が必要です。これ、弁明です。さらに、そこからもう少し視野を広げて、今のアニメーション制作の現場がどんな状況で、この時代にそこで制作する僕ら世代に課せられた役割は何だろう、みたいなこともルーティンワークの隙間で考えなくちゃいけない。僕なりのドラマを書きたいと思う。考えると危機感も募るけど、現状にアンチテーゼを仕掛けることもできるじゃないですか。
幸運なことに僕の周りには業界に対して問題意識を持ちながら、第一線で活躍していて、さらに、結果を出している方がいっぱいいることだし、まずは一人で考え込むよりワクワクする刺激的な話をいっぱい拝聴することにしました。
そんなわけでこの企画は、大きな文字では書けませんが今後の僕の為にあるのです。ただ、こんな方々の話を僕だけの滋養にするのはあまりに勿体ないので、‘一部’お裾分けするわけです。

                                              

堀川


第1回 神山健治

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 監督 過激なインタビュー


第2回 井上俊之

業界トップアニメーターに聞く 養成と技術の継承について
第3回 石川光久

プロダクション・アイジー社長 「ずばり、雑・草!」のシナリオ
 
 
       
       
         
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