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      2005.07.06  
   
 
 
 
   
 

No.10「雑草の魂」−I.Gの制作の質A−

石川:ここ数年、やっぱり人の質って違うんだなーと思うようになった。そこだと思うんだよ。それは、今はI.Gのブランドって云うのもあるだろうけど、最初からあんまり質を望みすぎてもいけないわけじゃない? それは。だから会社には等身大が必要じゃないかと思ったの。それは今だから思うんだよ。17年前なんか誰でもよかったよ。来てくれさえすれば、言っちゃうと。そしたら、誰でもいいやと思っていると、来た人間はやっぱり誰でもいいような人間が来ちゃうんだよね(笑)。
堀川:ハハハ。
石川:いや、そうだよ。でも、でも! そこで、そこで、思ったことは、人の上に立つ人間、経営者もそうだけど、自分から楽しくやれること、苦しまないで楽しくやれさえすれば、周りもそれを見ているんじゃないかなぁって。10年前なら10年前、15年前なら15年前の等身大で。
本当に今は質はよくなったと思うんだよね。でも、人間の質の良さと、成長とはまた別だからさ。そこは頑張ったことで人間の魅力がまた出てくるからさ、うん。自分は質なんか良くないの。だから雑草って言うんだけど、ちゃんとしたタネじゃないから雑草だと思うんだよ。血統書も付いていないし。雑草の強さって、踏まれても踏まれてもまた立ち上がることじゃない? 雑草にはその強さがあると思うんだよ。踏まれても闘っていく力、と云うか気持ちだと思うよ。自分もそうだけど、本当にタネ悪いなぁと思うんだけどね、15年前に比べたら今の子は質なんて本当にいいと思うよ。人間的にタネが良い悪いはあるんだよ、やっぱり(笑)。でもそこで頑張れるヤツっているもんだよ。最初は質が悪くても、雑草のように強い魂って云うか精神力で頑張っていると、そいつが中心になったりするから。そう云うヤツには任せられるし、チャンスを与えたくなるしね、周りも与えるんだ、これが。
I.Gも最初は何で辞めちゃうんだろうと思ったけど、下請から独立するときに、世間はそんなに甘いものじゃないって云うのを身をもって知ってね、その世間をあたりまえなんだと受け入れて、プロダクション・アイジーは今後きっと良くなると云う強い思いでやろうと思ったの。そんな15年前、10年前は、そりゃあ辞めちゃうのあたりまえだと、これ、自分もずっと思っていたもん。会社を作ったときに、そんなのに耐えられる人間、なかなか来ないよ。


No.11「I.Gを伸ばしてきたものは、‘ピンチ’」に続く

 


 
       
           
           
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