2005.08.01  
   
 
 
 
暴れる奴等を呼ぶ男

「お伽草子」担当

中武哲也プロデューサー
   
 

No.21 「暴れる奴等を呼ぶ男」−若手プロデューサー達の成長−

石川:中武(哲也)みたいなプロデューサーは、会社がある程度底上げした段階で育つんだ。解るでしょ、堀川? 小さな会社だと、ああいった人間は規格外だからさ、バランスが保てないの。
堀川:(笑)でも、僕の今日の研修会の印象は、I.Gって制作のスタンド・アローン・コンプレックス狙ってるんだなって。
石川:そうそうそうそう。中武みたいなヤツが出てくるから、それに続く奴等が出て来るんだよ。とんでもねぇ奴等だよ、あいつらはさ。ちょっと前、I.Gで講演をやってもらったことがあったんだけど、居眠りしているんだよ!
堀川:ははははは。
石川:ね、俺、もう、本当に、お前、人の気持ちを何と! って奴等だと思うんだよ。でも、その反面、面白いヤツだと思うんだよ。こいつは面白いと思うの。こう云う面白い奴等がね、スタッフの話を一生懸命聞くの。本当に面白がって一生懸命聞くんだよ。そうするとスタッフも面白がって、こいつに俺のことを見てもらいたいって云う一流のスタッフが出てきたりするんだよ。そうなるかどうかはね、アレだけど。
 I.Gも初期の段階ではこう云う人間はいなかったよ。逆にいてもらっても困ったかもしれないの、最初は。さっき言ったように、そう云う人間が育つ環境って難しいと思うよ。会社の規模もある。足並み揃わない、統制が取れない、服装バラバラだし、居眠りするし、一歩間違えるとすごく○○だし、気分悪けりゃ○○するかもしれないし。それでも面白い連中だからさ。
堀川:『それ、たぶんフォローになってないですよ』
石川:付き合っているスタッフも面白いと思ってくれると思うんだけどね。だいたいそれくらいじゃないとヒット作なんて出来ないと思うよ。I.Gは今までキチッと作ろう、カチカチとね、正攻法でやってきたから、そんな規格外れなヤツとか変わった連中は、どちらかと云うと排除して作らなきゃ出来なかった。下請でやろうと思えばそうだよ。それが、今は権利が貰えて、オリジナルも作る、会社が原作も持てるようになったら、そこには面白い制作がいてね、そいつらが面白い奴等を呼んできて暴れさせるようにならないと面白い発想なんて出てこないもん。I.Gもやっとこう云うプロデューサーが育つ環境が整ったと云うことだよ。

(*講演中居眠りしていたのは中武Pではなく新人制作だそうです。誤解を招く表現ですみませんでした。あいつら≠中武Pです。)


No.22 「じゃあ、やれよ」に続く

 


 
           
           
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