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  No.07「最後まで手をつけておきたいな」

堀川:今でもコントロールしたいものは作画で、アニメートでって云うことなの?
古川:たぶん演出は、なかなか性格的にも難しいところがあるので。例えば絵コンテを書いて人に渡すじゃないですか? そこでやっぱり自分の思ったようにならないと寂しかったり。想像していたものと違ったものが上がってきて、それが良くなって上がってくるものだったら自分も嬉しいけど、ヤッターとか(笑)。レイアウトもそう云うもので、自分がラフで描いたものを上手い原画マンだとそれこそ、俺の拙いレイアウトをここまでしてくれた、ありがたいと思うけど、そうじゃないとガッカリもするし。だから絵コンテとかね、そう云う作業はなかなか難しくて、やっぱり最後まで手をつけておきたいなって思うから(笑)。そう云う意味では、レイアウトが天職だとかそう云うことじゃなくて、色々さまよっていくうちにレイアウトになってしまったなって云うことかな(笑)。
堀川:ここなのかなって、居心地の良さが。
古川:うん、居心地の良さですね。ここが一番いいって言っているわけではなくて。
堀川:演出や監督になると、人とコミュニケーションをとりながら、説得しながらまとめ上げて進めていかなければいけない労力があるけれど、今のポジションであれば描いたもの勝負でコントロールできるものがあるからね。

堀川:BeeTrainの「ポポロクロイス物語」の原画を描いていた頃には、ノリノリで暴れているなと思って見ていたけどね。
古川:ポポロクロイスはやっぱり描きやすかった(笑)。
堀川:線が少なかった?
古川:うん、あれくらいの線で全然お話は作れるはずだから。
堀川:アニメートの部分では、ああいうシンプルなデザインで動かす方が好きだと。
古川:そうですね。具体的に描けるカット数も増えてくるだろうし。
堀川:数をやりたいと云うモチベーションはかなりあるの?
古川:ありますよ、そりゃあ!!
堀川:半パートのレイアウトを切らせてくれ、とか?
古川:できるものなら切りたいですよ。ただやっぱり手描きでレイアウトを切っていると、なかなかそうもいかないと云うか、プレッシャーと云うか、今回特に劇場クオリティーを意識して、それなりのものを上げるつもりで、これでいいかと思って出すときにも最後まで後ろ髪を引かれるって云うか。

   
   
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