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  No.13「それは1つのチームの勝利になる」

堀川:監督とあまり話をすることが無いじゃないですか?
古川:自分の世界に入っていくタイプなので(笑)
堀川:そうだよね。先日ビックリしたんだよ。9スタに古川君の凄い一人笑いが突然響き渡っているからさ。ガイナックス出身に多いの? 昔、本田雄さんもヘッドホンして大声で歌ってたし。
古川:みんな陽気なんですよ。俺だけだと思いますけど(笑)
堀川:監督に伝えたいことがあれば。シリーズから通してでもいいけどね。どう云うことをやりたいとか。
古川:うーん、何だろうな、寧ろこれでいいですか?って感じだけど。面と向かって「どうッスカネ?」なんて聞けないじゃないですか。でも、ダメなところを指摘されても、「それは俺もわかってますよ」(笑)って云うような感じで、自己完結してしまうほうだから。
堀川:要望は無い?
古川:自分の感覚では好き勝手やっているって云うか、こうしたほうがいいかなと思ったらそうしているから、マズかったかなと落ち込むことも。イケイケになれないもので。そう云うときは勢いで、これでいいやって出しちゃうけど、出したあとで結構悩んでしまったりとか。問題があったら指摘してもらった方が助かりますと云うことかな。
堀川:スタッフに対して。9スタ以外で作業をしているスタッフに対しても。
古川:どうなんだろう。それなりに見られている作品だという意識を持ってやれば、それは1つのチームの勝利になるって云うことなのかなぁ。あとは、攻殻なら普通アニメを見ていない人達にも、こう云う作品をやっているって一応言えるじゃないですか、ちょっと照れたりせず。スタッフには・・・大変なカットが多いから、苦しんでやっている人にそんな・・・何かあるかなぁ。
堀川:(笑)。最後に攻殻ファンに一言下さい。
古川:単純にまた独立した別のストーリーだから、それを見るのは充分楽しいんじゃないかなと。ストーリー的には劇場版並みの厚みのあるストーリーが、オマケじゃないけれどもう1つ見られるわけだから、新しい攻殻の世界を楽しみにしてください。緊張感のある作品になればいいんですけどね。
堀川:シナリオのテンポが良かったしね。
古川:あとは音楽がいいですからね、何だかんだ言っても。TVシリーズも音楽でかなりリッチに助けられていると云うか、音楽の力は大きいですよ。
堀川:管野よう子さんも今回の脚本を喜んでくれているみたいだから。

堀川:今手持ちは19カットくらい?
古川:数的にはそれくらい。2,3カット除けばラフで一通り終わっているので。カッコ良く見せるために色々考えなきゃいけないんだけど、1,2カットまだ悩んでいるものがあるから。悩めるって云うのはそれだけ色々やりようがあるわけだから、それがレイアウトとか原画の作業の一番面白いところだから・・・時間さえあれば(笑)。
堀川:そのこだわりと物量を大変だけど両立して欲しいよね。Aパートのアバンにせよ、Cパートのシーンにせよ、この作品の中でも絵的な見せ場だからね。そこをどうコントロールするか。けっこうなカット数があるもんね。Cパートは3Dのレイアウト出力も無いシーンだし、年明けから頼りにしています。
今日はどうもありがとうございました。

   
   
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