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  No.14 「辞めてたろうな」

堀川:監督にアピールしたいことはありますか?
中村:そうですね・・・この作品、攻殻S.A.Cに最初のころから参加させてもらって、本当に感謝しています。たぶんこのシリーズをやっていなかったら、本当にアニメーターを辞めてたでしょうね、ワッハッハ。辞めてたろうな。もういい加減、何かこう、疲れたっていう感じで。やっぱり刺激が、TVシリーズは反応が返ってくるのが早い。放映されるとすぐにネットに書き込まれる。駄目なら駄目なりに。
堀川:そんな反応がありましたか?
中村:ありますよ、ええ。やっぱり色んな人がいますよね。良いって言う人もいれば、良くないって言う人もいる。良くないって言う人は、どこが良くないのかなぁって考える。全く全部に影響されるわけでは無いですけど、でも良い悪いの反応が書かれているのを見ると、『じゃあ、次は!』って云う気になるんです。
堀川:作監の立ち位置は特にね、作品1本の作画の責任を負っていますからね。
中村:そうですね。本当にこの作品が出来たっていうのが嬉しかったですよね。
堀川:最後にファンに対して一言ありますか?
中村:攻殻S.A.Cの1stと2 ndを見た人は、これは見ないと損するでしょう(笑)。あまり言っちゃうと、ネタがバレちゃうのはマズイので(笑)。
堀川:そう、内容に関しては言えない(笑)。
中村:これを見ないと勿体ないよって感じですよね。
堀川:ぼくなんか一言のセリフにポロポロきてしまって。そこがP.A.の担当になって、「いいんですか、ここ貰って?」っていう感じです。
中村:ええ。
堀川:Cパートの絵コンテ完成もいよいよです。スケジュールを考えると、もう緊張感を超えていますが。
中村:そうですね・・・
堀川:そう云う部分で、決起集会でも言ったんですけど、みんな「この作品は妥協無くやりたい」と言ってくれるんですけど、今週一週間の目標値をまず達成する、それを毎週コツコツと積み重ねた先にしか妥協の無いものはできないのでね。
中村:うん。
堀川:今のうちから警笛を鳴らしていこうと思います。最後は流しちゃうような作り方はしたくないですから。
中村:そうですね、そうはしたくないですね。
堀川:そのときになって、もうちょっと12月、1月に頑張れたんじゃないかなんて後悔をしないように、最初からエンジン全開のつもりで制作も頑張りたいと思いますので、「鍵を握る男」、宜しくお願いいたします。
中村:はい。
堀川:今日はありがとうございました。

   
   
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