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  No.06「テクスチャーを無制限に発注できます」

堀川:3Dセクションと撮影がいっしょになっている撮影会社は結構あるんですか?
田中:最近は結構あると思います。作品を量産するためにデジタルセクションを拡張していく傾向はあります。背景会社がデジタル背景を始めて、その後に3Dを取り込んで3Dもやりますよ、今度は撮影もやりますよ、というように。企業として、ビジネスとして、量産体制を整えているために肥大化していってると思うんですね。
堀川:背景と3Dと撮影がワンフロアーでやることの一番のメリットはなんですか?
田中:もう、テクスチャーを無制限に発注できますね。
堀川:テクスチャーを無制限に発注できる?
田中:はい。美術さんと制作サイドの予算的な話しによりますけど、美術さんにテクスチャーの発注する点数があまりにも多くなると、テクスチャー一枚いくらみたいな話になったりするようなんですよ。
堀川:3D背景に貼りこむ?
田中:素材として作らなきゃいけない。そうなったときに、撮影側にはいろんな背景のテクスチャーのライブラリは無いですけど、恐らく背景会社さんであればデジタル2Dで作っている時点で、もう大量の素材を用意しているんですね。その素材がいっぱいあるわけですから、それを活用することで時間短縮ができますね。
堀川:撮影と3Dがいっしょになった場合は?
田中:撮影と3Dですか? 撮影と3Dがいっしょになった場合っていうのは、うーん、実はあまりないんじゃないかな。
堀川:無い?
田中:同じ場所にあればコントロールはしやすいって云うのはあるかもしれないですけど、やはり3Dって云うのはですね、アニメーターだと思っているんですよ。コンポジッターとはやる仕事が違うんですね。道具はいっしょですし、3D側がファイナルまでできることはできると思うんですよね。けれども大量のカットを処理するのには向いていないと思います、3Dっていうのは。ですので、全体をコントロールする、統一させるって云う意味では、撮影はやっぱり撮影なのかなと思っているんですよね。

   
   
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