P.A.Press
2021.9.29

【P.A.オサカナ日誌】第13怪 シッピング・レレ

どうも、休日はタコツボ暮らし、園部です。

先週は可愛い生き物たちと戯れることができて幸せな一時でしたね。
しかしどうやら…レレには思うところがあった模様です。

「ついにコシギンチャクから巣立つ時がきたようだ…。
なぜかって?ようやく気がついたからだよ…」

「なんだ、このみすぼらしい住まいは…。
こんなヒドイ環境下で暮らしていられるか!」

水槽の中で優雅に暮らす生き物たちを目の当たりにしたレレ。
コシギンチャクである私の元で暮らす自分の現状と比較し、愕然としたようです。

「旅に出てわかったんだ…。
ぼくには新しい環境がひつよう!
まずはそこでたっぷりと英気を養いたいんだ」

「おいコシギンチャク、
ぼくを養う責任がある君には当然やるべきことがあるよね?」

要は、自分も水槽の中で暮らしてみたい、ということらしいです。
たしかに水槽に憧れる気持ちも理解できます。
オサカナたちが元気に泳いでいる可愛い姿を見ることができるのは、水槽という美しい環境があってからこそですからね。

その環境を維持するには多大な努力が必要だと思いますが…。

まぁ、レレも目標に向かって頑張ろうとしていることですし、ここは一肌脱いであげることにしましょうか。

というわけで早速、水槽を手配してきました。
家賃は無料でいいですよ…!

「………」

石をどけたらこんな感じで虫が暮らしてそうですね。
カクレクマノミならギリギリ暮らせるサイズだと思って買ってきましたが、そういえば彼はシャクレクマノミでした。うっかり…。

ちょっと意地悪をしてしまいましたが、レレがノビノビと暮らせる広さの水槽なんて私ではなかなか用意できません。
水槽の夢はあきらめて、しばらくはコシギンチャクの元にいてください。

「おっ、この水槽は広くていいかんじなんじゃないの?」

「悪くない住みごこちだね」

富山送り締めまーす。

さらば、レレ。

ここ東京P-10スタジオと富山本社はこのように、
アニメ素材などの荷物を宅急便で毎日やり取りしています。
P-10では富山へ送る荷物をまとめて“富山送り”と呼んでいます。

ピーエーのマスコットになるという目標があるのなら、箱入りのままじゃダメですよ。
“可愛い子には旅をさせよ”ということもありますし…。
次にフタが開かれるとき、そこには新しい環境が待っています。
向こうでも達者で暮らしてください…(;_;)ホロリ

『白い砂のアクアトープ』第12話、ありがとう、がまがま水族館…。
寂しくなりますが、生き物たちの生活はまだまだ続きます。
新しい環境でもがまがま水族館での生活と同じようにノビノビとやっていけるでしょう。
水族館職員さん方の努力と愛があるかぎり!

さて、がまがま水族館で成長したくくるたち、これからどうなっていくのでしょうか!?
明日の9月30日からは2クール目、第13話が放送です!ぜひご覧になってください!

つづく

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