P.A.Press
2021.6.3

P.A.SALON限定イベント!「花咲くいろは」オンラインギャラリー公式レポート

2021年4月29日~5月5日のゴールデンウイーク期間中、P.A.SALON限定イベント『「花咲くいろは」オンラインギャラリー』が行われました。
初めてのオンライン展示会ということで、惜しみなく資料を見ていただこうと管理人(「花咲くいろは」制作デスクを務めた今川)が資料をHDDから集め、厳選した結果…
総点数は2000点を越える大ボリュームに!(※準備中は「毎日nano.RIPEさんの曲をリピートしながらノリノリでやりました」(今川談)とのこと)
期間中は大変多くの方にお越し頂きまして、ご来場くださった皆様本当にありがとうございました。

襲いかかる物量!?

用意したご芳名帳には、ご来場下った方々から、作品への想いや、当時の思い出、制作資料をご覧になっての感想を残していただきました。
お寄せ頂いた感想を少しだけご紹介させて頂きますと…

・アニメで動いていなくても一つ一つの絵に“物語”を感じる
・かなりの大ボリュームで見応えがあり、花咲くいろはの世界を堪能することが出来ました
・東地さんの描かれる背景の美しさに心が洗われるようで、たまらない気持ちになりました
・スタッフの皆様お一人お一人の作品への熱い思いが伝わってくるようで、眺めているだけで涙が出そうになってしまいました
・膨大かつ細かな資料に驚かされると同時に作品に携わられたみなさんの熱意に感動しました
・ものすごいボリューム、そしてひとつひとつが貴重、感動的で、何度見ても、いつまで観ていても見足りない気がしてしまいます
・一つの作品を作るのに、沢山の資料用の絵が描かれていること、知識としては知っていましたが、実際の「絵」として見るとインパクトがありました
・なんかずーっと見ていられますね…
・楽しいGWを過ごせました

等たくさんのご感想が寄せられました。今回すべてをご紹介することはできませんが、お寄せいただいたお声の一つ一つに今もなお愛して頂ける作品だと感じ入るものがありました。
会期の延長を望まれる声も多数いただき、私どもも次回開催への励みとなりました。 改めて感謝申し上げる次第です。

新人制作S君によるイベントレポート!

さて、これからも様々なイベントを行っていく予定のP.A.SALONではサロンメンバーさんを募集しております。
現在入会をご検討中の方や、どんなことをやっているのか興味を持って下さる方に向けて、今回のイベントレポートを少しだけですがご紹介させて頂きます。
一緒にオンラインギャラリーを見ていくのは2021年4月入社の新人制作進行S君です。

S君:「初めまして!高校生のときに『花咲くいろは』と初めて出会い、主人公の緒花と自分自身を重ねていました。特に第13話の緒花と母親の皐月と祖母のスイの普段は本音を表に出さない3人が酔って本音を出すシーンが好きです!」

では早速見ていきましょう!

「メインスタッフの皆様からのメッセージ・イラスト」展示コーナー

冒頭に、「オンラインギャラリー開催に寄せて」として美術監督の東地和生さん、キャラクターデザイン・総作画監督の関口可奈味さん、そして安藤真裕監督から寄せられたメッセージとイラストが紹介されました。

S君:「おぉ…!関口さんの描かれる緒花可愛いです…安藤監督のイラストカッコイイです!みんな生き生きとしていて…。東地さんのコメントは胸に沁みます…(グスッ)」

冒頭から少し涙目のS君ですが、次の展示コーナーに進んでいきます。

「キャラクター設定・美術設定・プロップ設定」展示

約500点にのぼる設定を「誌面とか関係ないからね」(今川談)と、惜しみなく展示されました。「花咲くいろは」は旅館が舞台であり日常芝居が多いため設定が多数用意されています。

S君:「1話数にしか出てこないものも設定で起こされているんですね…包丁の種類こんなにあるんですか…」

ご芳名帳には、

・ 関口さんのキャラクター設定に親心みたいな愛を感じました
・孝ちゃんのTシャツの胸のロゴの設定が大好きです

という大変細かくじっくりとご覧いただいたご感想等も寄せられました

「コンテ」展示

安藤真裕監督が自ら切られたコンテが、第1クール&第2クールオープニング・エンディング/第1話/3話/4話/11話/13話/25話/26話/劇場版、とこちらも大ボリュームで展示されました。

S君:「私の大好きな第13話の3人が酔って本音を出すシーンのコンテも見れました!実際にこのコンテにクリエイターが絵や色、音を肉付けしていくことで多くの手間が掛かりあの映像へと完成すると思うと…感動します。」

お寄せ頂いたご芳名帳には、Blu-ray映像をコマ送りしながら絵コンテと付き合わせて鑑賞されたというこだわりのご感想も!

「美術ボード・背景」展示

東地和生さんの描かれた美術ボードをはじめとして、湯乃鷺温泉や喜翆荘など400点以上の背景が展示されました。

ご芳名帳には、


・光りと影の表現がすごい
・背景から伝わる情報量が圧倒的でした
・映像ではゆっくりとみることができない背景も、じっくりと拡大したりして見てみるとすごく丁寧に描かれていて(中略)職人魂を感じました

等、東地さんが描かれる背景美術の世界の美しさに多くの感想が寄せられました。 好きなタイミングで時間を気にせずじっくり見ることができるため、「美術ボード・背景」展示では、ゆっくりと時間をかけて鑑賞された方も多かったようです。

「総作監修正」展示コーナー/「ラフ原画」展示コーナー

ここでは関口可奈味さんの総作監修正や「劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOME」での石井百合子さんのラフ原画などが展示されました。


・“1本のアニメを作る”ことにどれだけのエネルギーを持って行われているかヒシヒシと伝わった

等、キャラクターの表情や線の1本1本へのこだわり対する熱量を感じ取られた感想が寄せられました。

「ロケ写真」展示コーナー

2011年以前に制作陣が石川県をロケハンで訪れた際に収めた写真の数々が展示されました。旅館取材時に様々なお仕事風景を撮影した様子がうかがえました。

・ロケ写真の着眼点が興味深い
・ロケハンの写真が楽しそうで、制作も大変なだけじゃないんだなと感じました

と、アニメーション制作のための参考資料としての撮影方法や、時折スタッフが笑顔で映り込むほのぼの写真等への感想が寄せられました。

「素材」展示コーナー

「ハリコミ素材」や「2D素材」と呼ばれる手書きの文字等の素材が展示されました。
豆爺の業務日誌の作り込みに感服しましたというお声も!

気づけばGWが終わっていたというS君から最後に一言。

S君:「美術監督の東地和生さんの冒頭のご挨拶での、「止められない時間」と言う言葉に感銘を受けました。私にも今しか出来ないことがあってこの「止められない時間」を後悔しない為にも緒花のように今を全力で前へ進んでいきたいと思いました!制作頑張ります!」

会期はゴールデンウイーク期間1週間のみということで惜しまれつつ終了致しました。 P.A.SALONでは、制作会社発信&オンラインならでのイベントを企画・実施しております。サロンメンバーさんからは好きな作品についてリクエストを受け付けており、ファンのみなさんからの「もっと深く知りたい」に応えます。いつでも好きなタイミングで好きな作品の話題を自由に語り合う場もあり、SNS感覚で気軽にコミュニティに参加する事もできます。
次回のイベントもぜひご期待ください!

☆ご入会の流れ
①P.A.SALONはFacebookグループで運営しております。
ご入会にはFacebookアカウントが必要となります。
お持ちでない方はアカウント作成をお願いします(無料)
②下記入会ページよりお申し込み
https://lounge.dmm.com/detail/2227/

<P.A.SALON 選べる2つの料金プラン>
万策(839)プラン 月額839円(税込)
花いろ(8716)プラン 年額8,716円(税込)
●P.A.SALON詳細・入会ページ: https://lounge.dmm.com/detail/2227/
●公式twitterアカウント:https://twitter.com/pasalon_fumomo

【PARU BOOKSでは電子書籍版「花咲くいろは~いつか咲く場所~」も連載中!】
ご興味のある方はこちらも是非!
リンク:https://www.pa-works.jp/pabooks/books/hanairo

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