P.A.Press
2005.5.1

第3回 石川光久 プロダクション・アイジー社長 「ずばり、雑・草!」のシナリオ

「勝ち組の本音、創造的喪失の勝率」

石川:人生やっぱり勝ち組とか言うけど、無いね。

堀川:はははははは。

石川:無い。1勝1敗でいいね。1勝1敗で行ければ。

堀川:石川さん3年前には全く逆のことを言っていた(笑)。

石川:何て言ってたの?

堀川:勝ち組は勝ち組、負け組みは負け組みで集まるんだよなって、国分寺のサウナで。僕、その時スミマセンって謝ったもん。

石川:あ・・・、それはこう云うことだと思うよ。ネガティブに考えているヤツは、絶対ネガティブに行っちゃうから、いい方向には行かないって。ポジティブに考えているヤツはちゃんとポジティブに行くから、結果はいい方に出るって。それ、全て。だから結果が出るまで頑張れるからさ。苦労なんて苦労だって思っている人間はもうダメなんだって云うことだから。それは言ってみればポジティブかネガティブの差だと思う。最近はその勝ちを狙いすぎると、それは違うかなって。

堀川:押井さんはコラムで‘勝つことだけを狙え’って(笑)、I.Gのホームページで。

石川:まぁ、それは言葉だからさ。いかに失うことを恐れないかだと思うよ。人も含めていろんなモノを。失ってでも、こっちに行かなきゃいけないって云う信念がなかったら、改革って云うか会社はね、活性化できないんだよ。何を失うかだね。失うことを怖がると進めないんだよね。失ってもそこで向き合えば、得るものもある、伸びるものもあるから。人でも、人生でもそう。だから1勝1敗かなと思う。

「会社がバカだと言われても」-落書きを描いた人間に愛を-

堀川:I.Gはスタジオもいっぱい出来て制作ラインも増えたんだから、もっとライン同士で競い合って、「こっちのプロジェクトはこんなに盛り上がってますから!」って云うのをアピールできるようになればいいですね。現場の士気をと云うかテンションを高めるために。スタジオが離れたところにあるから、もしかしたらホームページがその媒体になるかもしれないけれど。お互いのラインのカラーを出して・・・、今それを始めたのは「BLOOD」くらいだから。

石川:うんうん。

堀川:で、確かに社内の作画スタッフにああ云う風にスポットを当てると云うのは、スタッフを作品に巻き込んでいく、参加意識を触発する手段としても非常に効果的で、あれは「S.A.C」終了後の感想よりも、制作中に意気込みを語ってもらったら、なおよかったと思ったんです。やっぱり陰で支えているスタッフにスポットを当てることは大切ですよ。その場は、そのコーナーを見る人のためではなく、そのスタッフのために意義あるものでいいと。
 でも、ちょっと難しいんです。ウチぐらいの小さな規模の会社のホームページなら、元請じゃないから自由に使える作品のコンテンツもないし、それもいいかもしれないけれど、I.Gのホームページは世界が見るわけじゃないですか。あんまりコンテンツが内部スタッフ向けに偏ってしまってもと考えるとバランスが難しいとは思うけど。

石川:思ったのは、I.Gはソフトを作っている、絵を描いている、そう云うところだから。ホームページはもっとしっかりしていなくていいんじゃないかって思ったの。プロフェッショナルなまでにちゃんとしていないとしても、そこにやっぱり人が作った暖かさみたいなものがさ。だから今回も何人かで寄り集まってね、俺がこれをやりたいんだって云うハートのあるものを作って欲しいと思った。それが唯一。毎日毎日更新できなくたって、やれるときにやればいいんだよ。

堀川:『昔は毎日更新できなきゃ切腹して下さいって言った。丸くなった?』

石川:あの新人アニメーターの紹介コーナーも俺読むもん。今年I.Gに入社して落書き描いたりしてさ、すごくほのぼのしてるよ。あの「BLOOD日誌」もいかがなものかって云う意見もあるよ。

堀川:まだね(笑)、今はまだ書く(掲載可能な?)ネタがないんだなぁって。(*5月1日現在)

石川:俺もありえねぇだろーって思うよ。思うけど、思っちゃいけないの、今は、それでも。恥をかかせてもいいんだと、会社がバカだと言われても、あれを載せたことで書いた本人が恥をかいて、文章力をつけてどんどん自信をつけていくよ。チャンスを与えれば考えるから。それがいいんだよ。いいよ、あんなで。自分は「石川コラム」って云うのもあるけど、それも5月いっぱいで止めようって言ったの。

堀川:石川さんが?

石川:うん。

堀川:毎日読んでるのに・・・。

石川:あれは止めてもいいかなぁと思ったの。押井さんとか石川が前面に出なくても、二人は繋ぎでいいんだよ。
 やっぱりアニメーターの本質は落書きだと思うんだよね。絵が上手いか下手かは落書きを見ればだいたいわかるって言うし、たぶんそうかなって思う。だって原画見たって上手い下手なんてわかんないよ、そりゃあ。

堀川:『!?』

石川:まぁ、動きを見ればあれだけど。I.G作品のよさってやっぱり絵だと思うから。アニメーターじゃなくても、制作でも絵が好きなヤツはいるから、今度落書きコーナーを作って、毎日誰かに描いてもらっておう、全員。「石川コラム」よりもっと面白くなってくると思うよ、それはそれで。落書きを見れば、もう納得する。わかるんだよ。思うのは、そこには愛があると思うよ。描いた人間に、落書きを。そう云うところにI.Gは今後持っていかなきゃいけないのかなって思ったのね、すごく。

「社長になりたいヤツ」

石川:面白いよ、今。社長になりたいってヤツが入って来てるもんね。

堀川:ホォ。

石川:石川さんを5年で引退させたいって言ってるの。

堀川:エッ! 社長ってI.Gのですか?

石川:うん。そう云うのを排除するんじゃない、面白いから入れたいんだよ。そいつ、本当になれると思うよ。いるんだよ、そう云うの。

堀川:この前、「業界の底上げをしたい」って入って来た制作は、2週間で留守電にメッセージだけ残して去った。

石川:それはちょっと今言ってるのと・・・。そいつは言うもん。底上げしたいって言うよりも、底上げするために何をしなければいけないかって。面白いよ、言うのはさ、朝6時に出社していいですかって言うの。それは5万で頑張っている新人アニメーターを思えばさ、朝6時に来て夜11時まで働いてあたりまえだとおもうもん、それは。社長になりたいと思うヤツはね。ただ、それだと労働基準法に引っかかっちゃうんだよね。

堀川:(笑)

石川:そいつがいいのは笑顔なんだよ。ほのぼのとしているの。で、やることは結構エグイんだよ。それはすごく苦労しているからだよ。だから、これ行けるかなぁと思うの。異業種の経験もあるし、まぁまぁ実績もあるし。で、アニメが好きなの。アニメーターを本気でリスペクトしているから。苦労しているのはアニメーターだろうってわかっているしさ。自分だってどこかでバトンタッチがあるから、次にちゃんとスイッチを考えているからさ、I.Gはそれでまた大きくなるから。ねぇ、そいつ、5年で社長になりますって・・・面白いと思うよ。思うけど、今はまだ結構純粋に自分は考えていると思うよ。あんまり自分の生活を押し上げることになんて興味が無い。俺、あんまりお金に興味が無いと思うんだよ。

堀川:バトンタッチだって急にはできないから、それを支えてやる期間が5年くらいですか?

石川:いや、今度は周りが支えるんだよ。支えてやれる人間が育って来ているから行けると思うよ。本当にそいつがすごければ、底上げしてみんなが幸せになれる。だからI.Gって今後益々面白くなると思うんだよね。それが自分のすごく夢かなぁって。だから社長になるって言うヤツも入れてるし、今働いている人間もチャンスをどんどん貰えると思うよ。

堀川:クリエーターを見ても、9年くらい前よりもものすごくチャンスに溢れていますもんね、今のI.Gって。

石川:うん、あると思うよ。その分監督は大変でね、「ふざけるな!」って(そこで)川崎逸朗は言ってるよ、もう、「ああ、昔はよかった」って(笑)。「1作品をみんなで集中してやれたのに、今は社内で作品の掛け持ちでスタッフが・・・、もっとオレのことも考えろ」って(笑)。

堀川:ハハハハハ。

石川:そう云うことで、もう終わり。

堀川:(温泉へ出発するのが遅れて)すみませんでした。今日は本当にありがとうございました。
(この後みんなで八ヶ岳の温泉へ)

付録「7年くらい前に考えたことなの」-車中で試す一人芝居-

石川さんに「堀川頭が固いよ」と言われたことがあります。自覚していますとも。でも、今回のインタビューで1つ、僕は思考のツールを手にいれました。僕が考えたことに対して、‘石川さんならどうアプローチするか’を考えてみることです。逆転の発想で、そこは石川さんになりきって、とりあえず「逆」って言ってみるんです。これは制作の外回りの長時間ドライブのときにも、きっといい頭の体操になります。プロダクション・アイジーの制作にも勧めたいくらです。眠気覚ましになるから。ある意味疲れる、自分の小ささが悲しくなるかもしれないけれど、現状に対して前向きにはなれるから。僕も富山から車で上京すると6時間くらいかかるのですが、1つこれからの楽しみができました。そんな訳で以下は妄想です。これ、やってみたの。鴨汁うどんを食べる(石川)さんになりきって。

次の交差点を、逆

堀川:今回石川さんに語ってもらったことを僕なりに整理してみたんです。制作は日々シミュレーションとコミュニケーションの訓練だったけど、今は分析とフィードバックの訓練が日課なんです。まず知りたいテーマを決めて、それを成立させているファクターを考える。そのファクターのバランスと構造からテーマの本質を探り出して、現場にフィードバックする方法を考えてみるんです。すぐには出来ませんけど、やっぱりこれも訓練なんです。今回の石川さんのインタビューから、テーマ「ずばり、雑・草!」のドラマの本質を考えてみたんです。それを現場にフィードバックするために。

(石川):うん。

堀川: 石川さんが着手した組織改革は、暴れる奴等、陰で支える人々、マーチャンライター、質の高い制作、と、「軸は人だからさ」を理念に掲げて、そこに‘面白いモノ’、これはI.Gが新しい観客層を獲得できる作品だと思うのですが、そう云う作品が生まれる環境を作ろうとしていますよね? リスクはあるけど人材を大きく入れ替えて、過酷な、チャンス? で若手を鍛えて。

(石川):うん、うん。

堀川:石川さんのインタビューをいくつかのファクターに分けて組み立てた「ずばり、雑・草!」のシナリオの構造、この構造をじっと見つめていたら解ったんです。あっ! そうだったのかって。石川さんがI.Gを舞台に書こうとしているドラマが。このドラマの本質は制作会社のイノベーションだったんだって。これはイノベーションの構造なんだって。

(石川):そうね。

堀川:ちょっと嬉しくなりました。もうハウツー本なんか・・・「サルでも解るシュンペーター」とか、「犬でもかじるドラッカー」なんて本を見つけたとしても僕は手に取らない。こんなに身近にアニメーション制作会社のイノベーションのケーススタディーがあったんだって!
 会社経営で継続的な創造的破壊の実践って、石川さんがやろうとしている「ずばり、雑・草!」のシナリオのように、クライマックスの無い、1勝1敗のドラマをエンドレスで演じることができる、意識を市場に向けて現場とバランスを取りながら新しい価値を創造する環境を作ることなんですね! これからP.A.WORKSも身の丈にあったドラマを描いてみようと思います。

(石川):そうだね。まぁ、今の堀川が解るところはそこまでかな、と思うよ。

堀川:(ズキン!)そこまでです、そこまでですとも、ええ。(涙)

(石川):それは石川が7年くらい前に考えたことなの、言っちゃうと。思うのは、ね、堀川、もっと先まで辿り着いてやっと見えてくるところもあるの、やっぱり。自分も今だから言えるけど、言えるんだけどさ。
‘愛’

堀川:

(石川):分かる? 堀川、‘愛’ってなんだと思う? これ、大サービス。

堀川:愛ですか・・・いつくしみ。かはいがること。(明解國語辭典)

(石川):固てぇよ(笑)

堀川:じゃあ、そのものに尽くすことこそ生きがいと考え、自分をその中に没入させる心。(新明解国語辞典・初版~第三版)

(石川):うーん、ボツニュウ‘させる’か…

堀川:ん? じゃあ、これ、サービスですよ。個人の立場や利害にとらわれず、広く身のまわりのものすべての存在価値を認め、最大限に尊重していきたいと願う、人間本来の暖かな心情。(新明解国語辞典・第四版~第六版)

(石川):うっ。

堀川:来ましたね、今、ココロにギュッと来ましたね!

(石川):逆

堀川:いやいやいやいや(笑)、だって・・・何故?

(石川):考えろよ。

堀川:えーっと、えーっと、

(石川): どれを聞いても、その‘愛’は与える側のものだね。望む者の解釈じゃない。

堀川: ・・・

(石川):堀川、クリエーターの本質はね、たぶん、‘愛’を望む者達だと思うよ。

堀川: じゃあ、じゃあですね、愛って、

(石川):「決して後悔しないこと」

堀川:あらららら・・・
・・・フッ、それ、逆、です。

(石川):ほう、どうしてそう思うの?

堀川:それは・・・、それは・・・、ちょっと考えていいですか? 一度くらい(石川)さんに、「逆」って言ってみたかっただけです。

(石川):そうだね。

付録「愛と鴨汁うどんのデフォルト宣言」

Of course, it takes courage and imagination . Not everybody has that.

(石川):考えたの? 

堀川:はい。石川さんは「フリーのスタンスを考えることは鉄則だ」って。あれ以来スタンス、僕の考えたいテーマの1つなんです。以前「どうして作品が商品と呼ばれることを嫌悪するんだろう」って、問いなのか、呟きなのか、ポツリと洩らされたことがあったじゃないですか? あれから考えたんですが、やっぱり監督にとって作品は自分の価値観を刻む対象だと思うんです。クリエーターが愛を望む者だとすれば、自己を刻みつけた作品を通して監督は社会にコミットして、観客の‘愛’を獲得するんです。多くの人から批判される危険がるとしても、マスに向かって自己を一方的に開示する。精神的なタフさが無いとできないことですよね? でも、それを恐れて当たり障りの無いモノを作っていたのでは見る者の心になんか響かない。大量消費される一服の清涼剤的な作品を目指すのなら、それはそれだけれど。このまったく同じ対象に、流通は商品、お客さんは一過性の娯楽としてアプローチするわけですから、監督の‘分身’は商品価値を問われる、娯楽として計られる。それは、そう云うものなんだってことは理解できても作品に反映させるほど割り切れない。だから多くは自分の作りたい作品を作って、「判断はお客さんがするものだから」って云うスタンスだった。あるいは「観客に迎合しない」と云う弁明。作り手にとって面白いモノ、流通にとって面白いモノ、観客にとって面白いモノ、I.Gがこれから‘SMAPの時代’を目指すのならば、面白いモノを作って新たに5万人のI.G作品のファンの獲得を目指すのなら、表向き「お客さんに向かって歌っています!」って言いながら、SMAP! それ、裏声じゃん! にならないように、これらのバランスを取るプロセスに「ずばり、雑・草!」の、石川さんの、愛と葛藤のドラマがあると思うんです。

(石川):I.Gもね、これから制作を中心にマネージメントの質を改革するって云うのは出来ると思うの、これは、仕掛けさえすれば。今それをやらなきゃいけない規模になったんだよ。まず面白いモノを作るには元気のある現場を作ることが先だと思うよ。お客さんにとって面白いモノって云う作り手の意識改革はさ、ね、堀川、市場がクリエーターに生き残りをかけた選択を迫る時がくるよ。近い将来必ず。今の20代、若い世代にね。その時に意識を変えられるかどうかだよ。

堀川:あ、今、サラリと僕らの世代を見放しましたね?

(石川):うん。ん? (笑)。

堀川:走り出した王蟲の群れに向かって「回れ右」って言うのは無駄だと思いましたね?

(石川):うん。ん? いやいや(笑)。

堀川:でも、石川さんがI.Gに作ろうとしている作り手にとって最高の環境には、逆の意識を持った‘暴れるディレクター’が宿る可能性も大きいでしょう?

(石川):ああ、そうね。

堀川:それでも、石川さんは彼らにビジョンを強要しないじゃないですか。I.Gは世界市場から求められるものを作るんだ、と、作品にエンターテインメント性や話題性を強いるわけでもない。
クリエーターを知り過ぎてしまったんですね。制作進行から20年以上ずっと彼らと付き合ってきて、スタッフが誠実にモノ作りに没入する姿勢に対する強い敬愛の念と、その一方で、共同作業の現場に身を置きながら、協調性に欠けた姿勢や、‘宿場町の用心棒’の甘えに対する腹立たしさ、それらもひっくるめて石川さんは「そう云うもんだよ」って・・・、ずっと彼らの庇護者になってきたんです。「のるかそるかの大冒険を愛好し、生産力の乏しき者を保護し、救い難きまでに飾りめかしたるものを擁護して、しかも理不尽なるまでに謙譲なる、生まれながらの大芸術家編集者ウィリアム・ショーン氏」(J.D.サリンジャー担当の編集者)のように。‘それって・・・相手には伝わらない’と、クリエーターは愛のデフォルト宣言をするものだと知っているのに。そうですよね?

(石川):

堀川:人を軸にして改革し続けるために企業は必要な人材を代えていかなきゃいけない。愛を求める者を外す決断をしなければならない時に、彼等の最大の庇護者が痛みと向かい合わないわけが無いと思うんです。愛とは決して後悔しないこと? 逆ですね。決して後悔しない、そう言い聞かせているんですよね? 1勝1敗の変革を続けるために。

(石川):堀川。

堀川:はい。

(石川):見たことある? 『リトルロマンス』。「必要なのは勇気と想像力だ。誰にでもあるとは限らん」。ローレンス・オリヴィエのセリフ。

堀川:(僕の)ジョージ・ロイ・ヒル監督ですから。『華麗なる飛行機野郎』の「あのジャッカルの群れがパイロットを見にきていると思うか? 血なんだよ。これは死が売り物の商売なんだ、ペッパー。名パイロットじゃない」、「戦争が続いていたら君の真価もそれを証明できたが・・・もうそんな飛び方は終わったんだ。これからの飛び方を考えろ。」ってね、当時ハリウッドで監督はプロデューサーと対立したのかな? なんて想像もしますが、あの話を後味爽やかなエンターテインメントにしてしまうところが、この監督は人として強いなぁって・・・宮崎さんとか、ケン・ローチとか、強く人間くさい生き方を描く映画監督が少ないですよね・・・刺激的な映像ばかりで、最近。話がそれちゃいましたけど。

(石川):うん、そうね。じゃあこれで終わり。今日はご馳走になるよ。一度くらいいいでしょ?

堀川:あれ? 逆逆? えっ? 石川さん? えーっ、この鴨汁うどん一杯1150円もしますよ! 800円くらいかと・・・。
あっ、ちょっと待って下さい! えーっ、えーっ!

あの・・・すみません。お勘定を・・・石川さんのツケにしておいてください。

3名のインタビューで感じたこと。録音したテープ起こしって大変。でも記録して時々読み返すことで、今でも新たな発見があります。やっぱり刺激的で頑張っている人の話を聞くことは大切ですね。このコーナーの企画意図だった「活気ある現場の演出」「業界の現状に対するアンチテーゼ」についてヒントをいっぱい貰ったので、現時点で僕なりに理解したことを現場にフィードバックする試みを始めました。その試みを記録することで、P.A.WORKSは今何を目標に取り組んでいるかを明確にして、いつでもそこに立ち返ることができるようにしておきたいと思います。
その取り組みの記録- 次回更新は10月予定です。


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