P.A.Press
2021.11.10

【P.A.オサカナ日誌】第19怪 浮気袋調査 ~海に沈めたろか~

ぼくはシャクレクマノミのレレ。
このまえ可愛いダンスを披露したぼくだけど、じつは歌も得意なんだ。
得意なテクニックはもちろん“しゃくり”。
カラオケへ行って採点機能を使うと“しゃくり”回数が異常な数値をたたき出すよ。
100回“しゃっくり”をすると死んじゃうっていうけれど、これが“しゃくり”で良かったといつも思っているよ。

でもその代わりビブラートは超苦手。
音を揺らそうとしても、どうしても“しゃくり”が出ちゃうんだ。
そういえばなんか、心地よいビブラートみたいにユラユラと揺れている気がしているよ。

まるで、トラックに積み込まれて遠くへと運ばれていくような…、

…ってこのパターンは!?

どうやらP-10に帰ってきたようだね。
P-10のアイドルたるぼくが長らく不在だったから、セイサクギョのみんなはさぞかし寂しがっていただろうな…。

とくに、ぼくのコシギンチャクこと園部は寂しんぼうの泣き虫だから、きっと塞ぎこんでるはずだよ。

みんなのアイドル、シャクレクマノミのレレが帰って来たヨ!
…ってコシギンチャクのヤツいないじゃん。
セイサクギョたちも見当たらないし…制作定例会議でもやっているのかな?

…ん?

コシギンチャクの上着…なんかいつもと違う匂いがするぞ。
ぼくとは違う“海水”の匂い…まさか…?

…いや、カレに限ってそんなハズがないわ。
だってカレは、ぼくに“一生のパートナー”と言ってくれたもの。

きっと、ぼくの思い過ごしよね…。

…!カレのスマホ…。
ダメよ、レレ。勝手に覗くなんて…。

…でも、ちょっとだけ…、優しいカレならきっと許してくれるよね?

………!!

一方その頃…

どうも、浮き袋はないけど心はウキウキ、園部です。
今日はP-10にソドムとゴモラを連れてきちゃいました!

やっぱり可愛い生きものは癒されますね。
セイサクギョのみんなもソドムとゴモラの可愛さに夢中みたい。
これからはP-10のマスコットとして、ここでみんなにお世話してもらうのもアリかな?

「ねえ……どういうこと?
ぼくに黙って……」

「誰なのよこのオサカナ!!!」

はい、改めてご紹介します!
カクレクマノミの「ソドム」と「ゴモラ」です!

『白い砂のアクアトープ』第18話はいかがだったでしょうか!?

朱里もお気に入りのオサカナを見つけられたようで良かったですね!
その「ヨスジリュウキュウスズメダイ」ですが、くくるが説明してくれたように「ミスジリュウキュウスズメダイ」(「ヨスジ~」と見た目ソックリ!)や「フタスジリュウキュウスズメダイ」(パンダと見た目ソックリ!)という種類もいます。
でも残念ながら「ヒトスジリュウキュウスズメダイ」というオサカナは存在しないみたいです。一筋縄では行きませんね…。

明日の11月11日からは第19話が放送です!ぜひご覧になってください!

つづく

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