P.A.Press
2021.12.15

【P.A.オサカナ日誌】第24怪 クジラの背で揺られたらどこへ行くの?

どうも、起床!もうク(9)ジダ…、園部です。
今日も平穏に時が過ぎていきます。
それにしても良い天気。 雲ひとつない青空ですね。

…と思いきや、不自然なほどクジラに酷似した雲が浮かんでいます。

クジラ雲ってやつですね。

そういえば…、
私がまだ小さい頃にアニメや絵本でよく目にした夢の情景描写で、
“穏やかな波の揺れを感じながらクジラの背に乗って、広~い海を漂う”
というのがありましたが、皆様もご想像できますでしょうか?

大抵の場合、その一場面だけで描写は終わります。

でも、もし続きが描かれるとすれば、クジラは最終的にどこへ行き着くのでしょうか?
やっぱり雲みたいにただプカプカと自由気ままに漂っているだけなのでしょうか?

???「いまは“釣りバトル”中だというのに随分余裕だな?コシギンチャク…」

「はじめての釣り堀体験に、空までウカレちゃったってか?
しっかしメルヘンなこと言いやがって、平和ボケもここまで来たか…。

まさか、約束を忘れてはいないだろうね? 」

「もしぼくが勝ったら、
おまえの身体に憑依したあと制作進行に転属して
第2の宮森あおいとしてPAイチの出世頭になってやる。
そして、ゆくゆくはシャクレたアニメをプロデュース…って計画さ。

見ろよ、コイたちもぼくの勝利を歓迎しているようだぜ。
この勝負はいただき…」

あっ、かかりました!

レレ「なんだと!この、コシャクな…」

レレ「…ってだれだきみは!?」

久々登場、セイサクギョの「ナカジマグロ」です。
私とレレというド素人同士のバトルは不毛な結果に終わりそうなので、助っ人を呼んでおきました。

レレ「くそう、ずるいぞ!」

それにまあ、成人男性が一人ぬいぐるみと釣り対決するのは流石に周りの目が…。
文句なら自分の料金を払ってから言ってください。

あ、やったね!
ナカジマグロ、見事釣りあげました!

「!!!

コイくん…、
なんて穏やかな表情をしてやがる…」

レレ「こりゃー上手いモンですなあ。
きみは天才か!?」

レレも見惚れるお手際…まさにコイに落ちてしまったようですね。

さて、ナカジマグロは『白い砂のアクアトープ』第23話の制作進行を務めた大型ルーキー。
彼を筆頭に頼もしいセイサクギョたちが日々アニメ制作に励んでいます。
だから、レレが心配することはないですよ!

それに、彼らが育った暁には『シャクレクマノミTHE ANIMATION』もいつか制作してくれるはずです!(そんなわけないですけどね)

「そうか…。

いくらコシギンチャクが平和ボケのふぬけヤローとはいっても、
他のセイサクギョたちがいるもんね。

心配するまでもなく、
ぼくの出る幕でもないのか…」

「いま思うと、
生んでくれたコシギンチャクに感謝すべき点もちょっとはあるかもね。

東京・富山のスタッフと交流したり、
ナ・ベタさんに作監修正をもらったり、
足立区生物園の生き物たちと遊べたり…。

シャクレたアゴはなくても、
楽しいことは色々あったね…」

「そういえばコシギンチャク。
“クジラの背で揺られたらどこへ行くの?”
と、きみは言っていたね…」

レレ…、まさかおまえ…!

「ぼくが確かめてきてあげるよ!」

消えるのか?レレーーーーーーー!!!

―――除霊完了です。

『白い砂のアクアトープ』第23話はいかがだったでしょうか!?

バンドウイルカのバンちゃんの去りゆく姿、綺麗でしたね…!
実はイルカとクジラってどっちも“鯨類”という同じグループの仲間なんです。
生物的に明確な違いはなく、どれがイルカでどっちがクジラ?というのは体の大きさで区別されているらしいです。

また、“哺乳類である鯨類は大昔には陸地で暮らしていた”というのは有名な話ですが、陸じゃなくて海で暮らすことを選択した先祖を想うと、なんとなくバンちゃんと重なるものがあるのではと個人的に感じます。

「これからどうするか?」
海の生き物たちも一生懸命考えて日々を生きているのですね!

明日の12月16日からはいよいよ最終話!第24話が放送です!!
ぜひぜひ最後までお楽しみください!

つづく

LOADING